医療機関における産業保健活動の手引き ー基本知識から実践までー
医療機関における産業保健活動の手引き ー基本知識から実践までー
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医師の働き方改革下での良質な医療の提供のため、職員の健康と安全をどう守るか
◆産業医だけでなく、医師、看護師、コメディカル、事務職員など、医療機関で働くすべての職種が、チームで産業保健に取り組む際の指針として活用可能。
◆産業保健の基本知識を押さえつつ、現場で具体的に何をどう行うか実践的に解説。
◆テーマ別にコンパクトに整理。必要事項を短時間で把握でき、実務の現場で即参照できる。
◆改正医療法など、医師の働き方改革関連制度に対応。制度の背景から実務対応までわかりやすく解説。
◆理解を深めたい読者のために、関連文献・ウェブサイト情報を多数掲載。実務の継続的な質向上を支援。
構 成:
監修のことば
編集にあたって
第1章 医療従事者の健康を守るための産業保健の体制づくり
〔1〕医療機関における産業保健活動を効果的かつ効率的に推進するために
1. 医療機関での産業保健活動の意義
2. 職員の健康と安全を守る取り組みをどう維持していくのか
3. 産業保健活動を持続可能にするためのチームづくり
4. 退職や休職に対応する
●Column1 関東地方の医療機関における産業保健活動の実態調査
〔2〕押さえておきたい労働安全衛生法ほか関連法規
1. 産業保健活動の基本となる法令
2. 医療機関の産業保健で必要となる法令など
3. ハラスメントに関連する法
〔3〕医療機関の産業保健を支える三大活動
1. 衛生委員会
2. 職場巡視
3. 健康診断
●Column2 外部の産業医だからこそ発揮できる力
●Column3 病院の専属・専従産業医としての活動
〔4〕日本看護協会が推進する勤務環境改善
1. 健康で安全に働き続けられることを目指して
2. 業務上の危険(ハザード)への対処
3. 健康づくりおよび働き続けるための支援
4. 高年齢職員がいきいきと働き続けるために
●Column4 総合病院における産業保健看護職の役割
〔5〕パンデミックに備えた産業保健の体制づくり
1. パンデミックが突きつけた産業保健の課題
2. 感染予防の優先順位
3. 呼吸用防護具の種類と備え
4. 次なるパンデミックに対応できる体制づくり
第2章 医師の働き方改革と産業保健
1 医師の働き方改革と今後の対応
〔1〕医療現場を動かす医師の働き方改革と法制度
1. 医師の働き方改革の背景と意義
2. 医師の働き方改革の制度構造と現場運用の要点
3. 医師の働き方改革と持続可能な医療提供体制の実現
●Column5 医療従事者の勤務環境改善について
〔2〕医療機関勤務環境評価センターを活用した働き方改革
1. はじめに
2. A、B、Cの各水準について
3. 評価センター設立の目的と活動内容
4. 評価センターによる評価の概要
5. 医療機関の達成率が低い主な項目
6. 医師の健康確保を目的とした面接指導の制度と要件
●Column6 医療勤務環境改善支援センターの役割
2 長時間労働医師に対する面接指導と事後の対応
〔1〕面接指導実務のためのクイックガイドの活用
1. はじめに
2. クイックガイドの特徴
3. クイックガイドの構成
4. 面接指導の実務の流れと留意点
5. クイックガイドに付随して参考となる情報
〔2〕大学病院における「院内医師による面接指導」の導入と実践
1. はじめに
2. 院内ワーキンググループ設置
3. 医師の面接指導実施体制整備
4. 体制整備についての補足事項
5. 面接指導における留意点として院内研修で伝えた点
6. 医師の面接指導制度開始後の実際と課題
7. おわりに
〔3〕病院産業医・産業保健チームの効果的な連携
1. 医師の働き方改革の本質:休息と睡眠を守る仕組みとしての産業保健
2. 面接指導と産業医の役割:個別支援と組織支援の両輪
3. 産業保健チームの強化:産業医・産業保健スタッフが現場で進めるべき実践
●Column7 コーチングで実現する医療現場の働き方改革
3 医療従事者の働き方改革―現場の対応
〔1〕過労死・過労自殺の現状と支援のポイント
1. はじめに
2. 医師の過労死・過労自殺の実態
3. 研究結果
4. 医師の過労死・過労自殺を防ぐための支援のポイント
●Column8 睡眠負債を可視化するPVT
〔2〕夜間勤務・交代制勤務の健康リスクと現場で進める改善策
1. 勤務形態・勤務シフト
2. 交代制勤務の問題
3. 夜勤の問題
4. 勤務間インターバルの問題
5. 問題解決に向けて
●Column 9 労働者の疲労回復3原則
〔3〕判例から読み解く医師の過重労働と実務対応
1. 1990年代:医師の過労死が社会問題化し労働者性が確立
2. 2000年代:医療事故報道の増加と医師の心理的負担の可視化
3. 2010年以降:勤務環境改善と健康確保措置の制度化
4. 産業医・産業保健スタッフが押さえるべきポイント
●Column10 女性医師の事例で学ぶ法制度と就労支援
第3章 医療機関におけるリスクへの対応
1 心理社会的要因への対応
〔1〕医療機関におけるメンタルヘルス不調の一次予防
1. なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方
〔2〕職員の安全を守る医療現場のハラスメント対応
1. なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方
〔3〕患者からの暴言・暴力に備える組織的対策
1. なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方-アクションチェックリストを用いた対策法
3. まとめ
●Column11 アクションチェックリストで始める職場環境改善
〔4〕医療機関で起きる精神障害の労災事案
1. 医療現場に特有のメンタルヘルスリスク
2. 職種別にみるメンタルヘルス労災の特徴
3. 労災事案からみた医療機関としての統合的対策の方向性
〔5〕ストレスチェック制度を基盤としたメンタルヘルス対策
1. ストレスチェックの意義
2. 小規模医療機関でのストレスチェック実施上の留意点
3. ストレスチェック結果の活用
●Column12 集団分析結果を活用した職場環境改善の取り組み
〔6〕 メンタルヘルス不調の職員を支えるための精神科医との連携と対応の考え方
1. 精神科医との連携
2. 休職中の関与
3. 復職のさせ方
4. 働き方とキャリアの問題
●Column13 高ストレス者をどう支援するか
2 生物学的要因への対応
〔1〕 総論―医療従事者を感染症から守るために
1. 感染成立の3つの要件
2. 感染源対策
3. 感染経路対策
4. 免疫を得る対策(宿主の感受性対策)
5. 産業保健の観点からの感染症対策で留意すべきこと
〔2〕針刺し・切創、血液・体液ばく露の予防と組織的支援
1. なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方
〔3〕院内感染対策としてのワクチン接種の推進
1.なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方
3. まとめ
〔4〕結核のリスク管理と発生時対応
1. なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方
3. 化学的要因への対応
3 化学的要因への対応
〔1〕化学物質リスク管理の判断と対策
1. なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方
〔2〕抗がん剤ばく露対策の考え方と進め方
1. なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方
●Column14 職場巡視で明らかになった化学物質リスク
4 その他の要因への対応
〔1〕産業医が押さえておきたい医療機関の放射線安全管理
1. なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方
3. まとめ
〔2〕医療・介護現場で進める腰痛予防と健康管理
1. なぜ対策が必要か
2. 対策の進め方
●Column15 医療・介護従事者を守る転倒予防
〔3〕医療機関における労災補償
1. 医療機関における労災補償の基本と適用範囲
2. 医療現場で起こる労働災害と認定要件
3. 補償の内容と給付の具体例
監修者・編著者
監修:
相澤 好治(北里大学 名誉教授)
編著:
和田 耕治(産業医科大学 産業衛生教授)
吉川 徹 (独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 過労死等防止調査研究センター 統括研究員)
小川 真規(自治医科大学 保健センター センター長・教授)
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